Fontforge(その4)

これまでCygwinFontForgeの起動方法、フォントファイルの形式変換・パーツ分解の方法について説明してきた。今回は異なるフォントの合成方法について書こう思う。


合成と書くと難しそうだが、方法はいたって簡単である。FontForgeにはちゃんとそれ用の機能が用意されているのである! 方法は以下の通り。

  1. 「Import...」の機能を使う
  2. 「Marge Fonts...」の機能を使う


「Import...」の機能は、ベースフォントに対して合成ネタとなるフォント(適当な名称を思いつかないので以降「ネタフォント」と呼ぶ)を上書きする。ベースフォントとネタフォントの文字コードがかち合った時にはネタフォントのグリフが生き残る。

先に用意しておいたネタフォントを選択する...

上書きしたいのか問われるが、迷わずOK...

するとグリフの読み込みが始まる。


「Marge Fonts...」の機能は、ベースフォントに対してネタフォントをはめ込む。ベースフォントとネタフォントの文字コードがかち合った時にはベースフォントのグリフが生き残る。

ここでも先に用意していたネタフォントを選択する...

今回は上書き云々は問われず即グリフ読み込みが始まる。


ご理解頂けただろうか? フォントの合成には上記2つの機能を使って、あるときはベースにしたり、またあるときはネタにしたりで順番を入れ替えながら、好みの組み合わせを作っていくのである。


今回はここまで!