[PDA][雑記]夜の友


日本に居るときは日中フォントを作ったりした muni62 であるが、実は中国語の運用能力は極めて低い。そう、技(道具)に溺れて日本ではほとんど上達しなかったのである! 中国の会社では通訳がいるので支障は無いが、問題は私生活。苦労の連続である。




一番苦労するのは中カラ接待。いろんな人が入室して何かをしゃべってくるのだが、何を言っているのかほとんど判らない。これは恐怖である。まぁ怪しげな店には行かないのでぼられることはまずないのだが、薄暗い部屋で意思疎通できないというのはなかなかの苦痛である。このままむっつりを決め込んでも払うもの払えば問題ないが、それではこれから先も苦痛が続くので、多くの日本人のパターンではあるが、隣に座った(自分で選んだ)小姐相手に中国語レッスン開始である。


ある程度の受け答えを覚え、基本的な文法事項が頭に入ってくると、次に問題になるのが使える単語量である。会話の中身が充実するにつれて、これって中国語で何と言うのだろう?ということが頻繁に起こり、そこで会話が止まってしまう。ここである者はIC辞書を使い、ある者は指差し会話帳を使う(一昔前は紙の日中辞典を持参していた人もいたらしい)。muni62 はどうしているのかというと...中国携帯に日中辞典を入れてどうしてもわからないときはそれを使うことにしている。そう、ここで dopod d585 の出番なのである。


何しろ携帯なので、ポケットにすっぽり入るし、辞書引きしても外見上違和感が無い。またPDAを使う場合は「何やら専用機を出してきたな」という周りの反応だが、携帯だとみんなびっくりするのである。最初はまず間違いなく「それ日本の携帯?どこで売ってるの?」という反応である。MS Smartphone だと WinCEPDA で実践したことがそのまま使えることが多い。muni62 の携帯の日中辞典も、PDA の eDictionary の辞書がそのまま移植できる。フォントはもちろん mUniFont。ただし、小学館の日中辞典だとピンインが充実しておらず、読めない話せないので、講談社の日中辞典を使っている(すべての例文にピンインが付いている)。それと、日本語入力環境が無いので、インデックスをローマ字変換して、英数入力で引くのである。


う〜ん、すばらしい。あくまで自分にとってであるが大変実用性が高いではないか。これで小姐との会話はもう怖くない(ただしマミーとはまだ怖い)! ただし、これだけでは不十分である。携帯を手に持っていると商売熱心な小姐に取られて電話番号を知られてしまう(小姐の携帯に電話をかけられる)。muni62 も一度ストーカー小姐にこれをやられてしまい痛い目にあった。そのときは電話・SMS着信拒否のフィルターソフトを導入したくらいである。しかしこれは事後対策であり、本来は事前対策を施すべきである。電話をかけれないようにしてかつ他のアプリを使うにはどうしたらよいか...そう、「Flight mode」をオンにするのである。普段は使わないが Flight mode はこのためにあったのだ!


ということで以下スクリーンショット