お久しぶりね...

中国拠点に赴任して約1年経過した。仕事・家族のケアでBlogを全く更新していなかったが、ようやく余裕がでてきた。ということで久しぶりに更新(しかしネットの更新スピードが遅いのでイライラしてしまう。中国はどこもそうなのかな?)。


この1年間モバイルガジェットとまったく縁がなかったかというと、そうではない。GSMケータイとして Dopod585 という中文(簡体字)OSの win2003sp を使っていたし、また最近香港旅行した際に Qtek8500 (これは英語OS)を購入した。


Dopod585は私にとって初めてのGSMケータイでありそれなりに満足していたが、最近ボタンの効きが悪くなっており、またストレージに余裕が無いためあまり弄れない。そこでもう少し自由度の高いケータイが欲しくてQtek8500を購入した。

実は本体ROMが128MBある i-mate SPL が欲しかったのだが、香港滞在中に手に入れたかったので、在庫のある Qtek8500 にした。Qtek8500 は ROM 64MB である。

Dopod585 で弄り方はある程度わかっているので以下の手順で環境構築。


1.regeditSTG でセキュリティー関連のレジストリを変更
2.SDA_ApplicationUnlock でアプリアンロック
3.MobileRegistryEditor で各種レジストリ調整
4.アプリのインストール


ROM 64MB となっているが、実際にユーザーが使えるのは約17MB。英語ROMなので日中フォントを入れるとかなりきついが、フォントエディターで要らないグリフをガシガシ削って何とか構築完了。マルチバイト環境には ce-star を利用した。


欲しい機能は、


1.日中・中日辞書(mobipocket)
2.日中入力(POBoX、小梅ちゃん)
3.中国地図(NaviOne)
4.スケジュール管理ツール(Facade、Pocket Informant)


で、一応満足できる環境を構築することができたと思っている。以下スクリーンショット



今まで使ってきた eDict が QVGA 画面では使えないので、今回新たに mobipocket を利用した。これは PC と PPC と Smartphone(SymbianOSもOK)で辞書データが共有でき、またユニコード(UTF-8)が通るので自作のマルチバイト他国語辞書が構築できるすぐれたアプリだ(Freeだし)。
またce-star で日本語入力できると思っていたが、muni62 の Qtek8500 ではできなかった。小梅ちゃんも PPC 用とは辞書の構造が違うためダメ。そこで暗黒の力を少々借りてテスト。まったく問題なく 10 キー入力できる。地図は Bluetooth GPS と接続してあっさりナビ OK であった(これもテスト使用ね)。Dopod585 はポートの関係で GPS ナビが使えなかったのでこれはうれしい。
この環境で現在の ROM の残量は約2MB。少々苦しいので、暇な時にROMクッキングでもやってみようかな...


Qtek8500 を購入したのは実は eXpansys香港 で、どうしても滞在中に実機をさわり蘇州に持って帰りたかったので、無理を言って手渡しにしてもらった。岡田さんという方が日本語で対応して下さったので、何とか入手できた。蘇州に帰ることを言うと「このケータイ、中国語使えませんよ...」と心配されていたが、無事使えるようになりましたよ。どうもありがとうございました!この Blog を見られることはまず無いと思うが...


追記:岡田さんじゃなくて岡本さんですね。それと暗黒関係は有名な某暗黒サイトとはまったく関係ありません。