台湾土産

本業がちょっと一息ついたので、この間の台湾出張の土産について書こうと思う。
土産といっても、事前に手に入れることを計画していたUnicode Fontのことである。


muni62はこれまで市販のUnicode Fontというものを使ったことが無かった(また存在もしらなかった)。Win環境ではそれはそれであまり不自由しないのだが、PDA(WinCE)の環境では違った。システムフォントにUnicode Fontを指定しないと使えないソフトウェアがかなりあるのだ。それはSIPであったりメーラーであったり。中国語環境を構築するソフトウェアにはUnicode Fontが付属しているのだが、日本語(ひらがな・片仮名)があまり美しくない。それで仕方なく自分で作ることにしたのがmUniFontである。


そうしてある日偶然海外(台湾)にはUnicode Fontが市販されていることをAsukalさんのBlogで知り、近々台湾出張の予定があったため何とか手に入れようと計画していた。当初のターゲットは

金蝶100
http://www.chineseypage.com/computer/font/dg100.htm

であった。US$169.99! 高い! 沢山の種類のFontが収録されているようだが、お目当てのUnicode Fontは3書体のみ収録。トホホである。もっと安いやつは無いのか...探す、探す、探す...あった!

金蝶150
http://www.sosoft.net/productdetail/ProductDetail.jsp?pid=1480

なんと NT$2520! である。先ほどの物の約3分の1の価格! 金蝶「100」より「150」の方がなぜ安いのかは謎である。Fontで数千円なんてもったいねぇ、と思う方もいるかも知れないが、US$169.99 を見た後のmuni62にはとても安く感じられたのである。ということで、台湾ではこれを探すことに決定した。


運良く出張初日に台北観光の機会に恵まれ(本当は台湾駐在の先輩に気遣ってもらった。大感謝)、KMall、NOVA等の電脳エリアをうろつく(ついでにDopod900も探す)。 しかし無い! 見当たらない! こりゃ店頭には置いてないかな、と諦めつつKMallの中の3Cに入って、奥のソフトウェアの置いてある棚を見てみると...有りました。埃を被ってちょっと黒ずんだやつが。気になるお値段は NT$2180 であった。ネットで買うより安かった。探して良かった! 実はもう少し安い(約 NT$1700)ものもあったのだがこちらはUnicode Fontが2書体収録だったので、まあここまで来たんだからケチることもないだろう、と考えて計画通り金蝶150をゲットしたmuni62であった。


金蝶150収録のFontはOutlineグリフのみのタイプで、QVGA機ではあまり表示が美しくないのだが、VGA機では本来のデザインが再現されかなり美しい。とりあえず今回の買い物には満足している(VGA機ではFontの表示ポイントがかなり大きいが、基本的にはOutlineグリフでも16pixel表示くらいからは文字が潰れないのでBitmapグリフを用意してもあまり意味が無いのである)。