辞書引きソフト

muni622005-06-14

これまで日中混在のUnicodeテキストの作り方について日記に書いてきた。PDAでそれを利用する場合には別途辞書引き用のソフトウェアが必要である。しかし自作辞書かつUnicodeなデータを取り扱えるものは実はそれほど多くない。
その限られた選択肢の中で、以前から目をつけていたものがある。それは


PocketGenius V3


という台湾のMactionという会社が開発しているもので、値段は790NTDと手ごろである。このメーカーはUnicodeテキストから専用の辞書データに変換するMGM BuilderというコンパイラをWeb上で無償配布しているのであるが、メーカーのページからダウンロードできるコンパイラが使い物にならず(インストールエラーが起こり変換する以前の問題であった)、別の場所で配布されているものをダウンロードし使ってみたが、インストールはできたものの変換中1万件くらいのところでシステムエラーが必ず起こり止まってしまう状態であった。


残念だが使用は諦めるしかないか、そう思って半ばその存在すら忘れかけていたのだが、先日メーカーのホームページを久しぶりに見てみるとなんと新しいバージョンのコンパイラがアップされていた。2005年5月20日とあるので比較的最近のことのようだ。で、早速使ってみると・・・エラーは発生せず無事変換が終了してしまった。急いで試用版をhx2750にインストールし、CFに辞書データを置いてみるとあたりまえであるが無事使えたのであった!


辞書データは自動で圧縮してくれるし、検索ソフトの全文検索機能はなかなか処理スピードが速く実用性が高い。これでフォント種類、文字サイズ、クリアタイプ設定の有無の選択ができればmuni62にとってNo.1辞書検索ソフトである。ポチッといってユーザーになってから機能追加の依頼をメーカーにしてみようかと考えている(Asukalさんを見習って)。